子どもと学びとわたし

保育士ママが子育てや教育について考えてみる

家でゲームばっかり?だったら、みんなでボードゲーム

 

よく学校が休みの時、

不登校になった時、

家でゲームばっかりしている、時には昼夜逆転してまでゲームをしている!

ということがありますよね。

 

我が家でも息子はゲームは好きです。

でも、実はわたしもゲームは子どもの頃から好きです。

今も、スマホアプリのゲームをちょこちょこしたりしています。

でもゲームなんかしないわ、という方にとってみれば何が楽しいのかさっぱりわからない、なんでそんなに夢中になるのかわからない、となりますよね。

 

我が家での対応をもとに、書いてみたいと思います。

 

ボードゲームに誘ってみよう!

 

まず、SWITCHとかプレステとかよくわからない!という方でも、昔からあるボードゲームならわかりやすいかと思います。

最近ではボードゲームの魅力もいろんなところで紹介されていますよね。

おうち時間の楽しみとして、本屋さんや雑貨さんでも置かれているのをよくみかけます。

 

我が家で一番ハマったはのは【ブロックス】というゲームです。

これはもともと息子が不登校になったときに、

心理士さんとの交流で遊んでいたボードゲームなんですよね。

 

他にもいろんなボードゲームがあったんですが、息子はこれが一番のお気に入りで、

結局心理士さんとの交流が終わってからも、「やりたい!」というので自宅で購入しました。

 

 
ブロックス】はテリトリー戦略ゲームです。
自分のカラーブロックを使ってテリトリーを広げていく、というゲームですね。
これ、なにがいいか、というとルールがものすごく簡単で、対象年齢は7歳以上なんですが、子どもから大人までが一緒に楽しめるんです。
娘も4歳くらいからやってました。
 
ただ、戦略というか、先が読めないと、どうしても目先のことばかり考えてしまうので、勝つのは難しいんですけどね。←だから7歳以上なんだってば。
でもルールを変えて色を合わせてパズルみたいな遊び方をして楽しんでいます。
 
4人で遊べるので、コロナ禍のおうち時間でも家族でちょこちょこやって遊んでました。
かなり頭を使って集中するので、1,2回でけっこう疲れちゃいますが、こういったゲームが好きな人はものすごく楽しめると思います。
3人用や2人用もありますが、4人用でも、2人や3人で遊べます。
値段も2000円~3000円くらいです。(なぜこんなに値段に開きがあるのか不明ですが)
 
息子はボードゲームやカードゲームが好きなので、けっこういろいろ購入してホームスクーリングでも利用しましたが、やはりボードゲームではブロックスが一番で、カードゲームではUNOとトランプを一番使いました。
 
ボードゲームやカードゲームの何がいいか、って親子で交流ができる、ということなんですよ。
子どもって成長していくにつれて、なかなか本音で話をしてくれなくなってきます。
おしゃべりな子はいいんですけどね。
 
なので、こういうゲームで交流して和んだ雰囲気の中だと、ぽろっと悩みを言ってくれたりもしますし、なにげに子どもの考え方を知れたり、なんてこともできます。
 

誘っても無視…どうしよう

 
というときは、一緒に同じゲームをやってみる、です。
思春期にもなると、ボードゲームに誘っても「は?」となって終わります。
ひどいと無視されます。
そういうときは、子どもがやっている、夢中になっているゲームを一緒にやらせてもらう、ということをおすすめします。
 
「これ、今すごい人気なんだってね。ちょっとどんなゲームかやらせてくれない?」
 
と声をかけてみます。
最初はもちろん、「むり」と返答がくることがほとんどだと思います。
が、めげずに何回か声をかけてみます。
 
「しょーがないなー」みたいになれば、ラッキー!
「どうやって操作するの?」「どうすればいいの?」
等々、会話ができます。
 
まったく話をしてくれなかった子どもが、ゲームのことならいろいろ教えてくれたり、なんてこともあったりします。
一緒にゲームをしていると、なぜわが子がこのゲームに夢中になっているのか、というのがなんとなくわかってきます。
 
例えば、うちの息子は疲れた時や、ストレスが溜まっているときは【スプラトゥーン】をやっていることが多いんです。
 
あれって、戦いながらテリトリーを広げていくゲームだと思うんですが、自分のペンキをばっしゃんばっしゃん振りまくわけじゃないですか。
実生活であんなこと絶対できないですよね。
たぶん思いっきり世界に色付けをして相手チームと競う、そして勝利する、というのは爽快なんだろうなーと、一緒にやっていて思いました。
 
わたしはめっちゃ下手なんで…息子には馬鹿にされまくりましたけどね。
 
どちらかというとファイナルファンタジードラクエなどのRPGが好きなんですが、やってみると楽しかったです。息子ほど夢中にはなれませんでしたが、息子がハマる理由もなんとなくわかりました。
 
もしどうしても一緒にやらせてもらえなければ、別々にやってみてもいいと思います。
 
我が家ではマイクラをやっていますが、
息子はSWITCH版で、わたしと娘はパソコンで別々にやっています。
世界の行き来はできないのですが、やり方だったり、作り方をよく息子に聞いてます。
 
これもおもしろくって、以前【ゲームと学びについて】でも書いたと思うのですが、
 
 
性格や個性の違いがものすごく出るんですよね。
 
わたしと娘はけっこう思いつきで建物を作ったり、適当にポンポンブロックを置いていくんですが、息子はかなり自分の中で設計図を作ってから丁寧に作り上げていくんですよね。
 
一度ワールドを見せてもらったことがあるんですが、
細かいところまでかなり作りこんであって、めちゃくちゃ感動したことがありました。
 
「こんなのふつーでしょ」
 
ぶっきらぼうに答えていましたが、息子のこだわりというか、そういう才能みたいなものを垣間見れたことはかなりの収穫でもありました。
 

大事なのは子どもが好きなゲームを否定しないこと

 
ゲームをやっているのも、好きでやっているのか、ストレス解消でやっているのか、どちらかわからないこともありますが、夢中でやっているものを否定しない、ということはものすごく大事なことだと思います。
 
わたしたち大人も子どもの頃、何かしらのゲームに夢中になった経験があると思うんです。
テレビゲームはわたしが小学生の頃に初めて発売されましたが、
それ以前も、トランプや、ボードゲームはありましたし、
将棋やすごろく、カルタ、は多くの方が経験あると思うんですよね。
子どもの頃、お正月にみんなで集まってカルタや、人生ゲーム(ボードゲームの方)で盛り上がったのは、わたしもよく覚えています。
 
今の時代はどうしても部屋にこもってひとりでやりがちなゲームですが、
今は今の時代で、オンラインでつながったりしていることもありますよね。
相手が匿名で見えない、という不安要素はもちろんありますが、それでも、今のやり方で交流をして楽しんでいるのだと思います。
 
「もう!ゲームばっかり!」
 
と思うのではなく、
 
どうしてこの子は、このゲームにこんなに夢中になるんだろう?
このゲームの楽しさってなんなんだろう?
 
と考えながら一緒にゲームを楽しんでみると、また違った視点で子どもを見ることができると思います。
 
 
「こんなにゲームばっかりして、このままずっとゲームだけして引きこもってしまったら?」
 
心配する気持ちは、わたしもありました。
でも、一緒にやって、一緒に楽しんで、会話を楽しんでいくうちにそういう心配はなくなりました。
息子にとってゲームはストレス発散の場であることがわかったからです。
 
もちろん、ゲームが好きすぎてのめりこんでいる子どももいると思います。
そういうときは、
 
E-sports】ってあるんだね、そんなに好きならやってみたら?
 
と応援する姿勢をとってみるのもいいかもしれません。
 
自分の好きなものを親に受け入れてもらえた!
 
という気持ちは前へ進むための一歩になるのではないかと思います。
見守る姿勢も大事ですが、きっかけづくりや、背中を押すのも親の役目だと思うんですよね。
タイミングがものすごーく難しいんですが。
 
好きなことを禁止されるのってものすごく辛いです。
たとえば、息子は不登校になったときに【YOU TUBE】ばかり見ていたことがあるんですよね。
 
で、内容はお笑い系と学校の先生に対する悪口系でした。(我が家では小学生のうちはパソコンは親がいる前でしか使用できないルールだったので、内容はすべて把握してました)
 
自分と同じように学校の先生に不信感を抱いている人が世の中にはたくさんいる、ということがわかったこと、
そして苦しくて笑おうと思っても笑えなかったとき、
面白い動画は、何も考えずに笑わせてくれたこと、
それが自分を救ってくれた、と後々話しておりました。
 
周りから見たら、もしかしたら無駄に思えるような時間かもしれません。
でも、誰にでもそういう時間が必要な時ってありますよね。
 
心の回復のために、前を向いてもう一度頑張るために。
 
 
 
 
 
こういうものからやってみるのもいいですよね。
いろいろ懐かしボードゲームがそろってます。
ちなみに、我が家にもあります!