子どもと学びとわたし

保育士ママが子育てや教育について考えてみる

小2娘の「学校へ行きたくない」

小学2年生になった我が家の娘さん。

息子以上に難しい気性をもっているので、どうなることかと思っていたのですが、

やはり1年生の後半あたりから、

 

学校行きたくない

 

が始まりました。

正直まったく驚きはなく、やっぱりきたか、という感じでした。

しかも、その時期、娘の持病の関係で通院が増え、しかも年明けには入院することにもなってしまったので、余計に気持ちが学校が離れてしまったという…。

 

とはいえ、今の担任の先生、1年生からの持ち上がりなんですが、

ベテランの良い先生に恵まれたおかげで、娘の気持ちに寄り添い、温かく見守り&接してもらっているおかげもあってか、

2年生になってからは、学校行きたくない、も減ってきています。

波はありますけどね。

 

本当に先生の存在は大きいです。

先生によっては完全に不登校になっていた気もします。

 

あとは、息子のことがあったので、早々に教育相談室に相談を開始しました。

息子は息子で大変だったんですが、娘は娘で大変です。

ある意味息子の場合は男性脳の単純さ、未熟さみたいなものがあって、そこは楽だったんですが、娘は同じ同性ということもあって、理解できる部分もありつつ、変に対立してしまうところもあって本当に難しいです。

どういう対応をすれば、娘が楽に生きられるのか、自分自身を受け入れてありのまま過ごせるのか、という相談をしています。

 

娘は、嫌なことはなにがなんでも嫌!なんですよね。

はたから見れば我がままに思われます。

だから、娘はそれがわかっているので、正当な理由で嫌なことをやらなくてすむ方法を考えるんですよね。

 

以前、保育園のプールが嫌で、何が何でも入りたくなかったことがありました。

本人はちゃんと嫌な理由もあって、たぶんそれをうまく言葉にできなかったんだと思います。

大人を説得する手っ取り早い方法を自分なりに考えて、

 

腕を血が出るまでかきむしってしまいました…。

 

「血が出てるから、プール入れないよね?」

 

と血だらけの腕を見せて、サラッと言ってきたわけです。

正直怖くなりました。

4歳くらいのときです。

虫刺されをかきむしってプールに入れなかったことがあったので、それを思い出して、腕をかきむしったんだと思います。

そのときは保育園の先生に相談して、プールは本人の希望で入る入らない、を毎回確認してもらえることにしましたが、

小学校となると、どこまで配慮してもらえるかはわからないんです。

 

そういう難しい部分もあり、病気を持っていることもあり、小学校入学前は就学相談に通い、知的な遅れはないけれど配慮が必要な子として入学していました。

 

わたしとしては、低学年の今の時点では、ですけど、

学校は行ける限りは行っておいたほうがいいだろうな、と思っています。

 

今も、いじめがったり、嫌なことが続いているから行きたくないわけではないんですよね。

 

完璧主義なところがあったり、

苦手なことや、簡単なことを頑張らなければならなかったり、

集団の中での立ち位置がよくわからない、という…

そういうことがしんどくなるんだと思います。

毎晩寝る前に話を聞いているのですが、友だちと遊んだり、いろんなやりとりなどは楽しくて、面白いのだと話してくれます。

 

今の環境で、自分を見つめる機会になればいいんですけどね。

人との違いを学び、ありのままの自分を受け入れるきっかけに。

それが学校生活で一番大事にしてほしいことです。

 

たぶん、そのうち行けなくなるだろう、と思っています。

なので、せめて楽しいと思えることがある限りは、背中を押すようにしています。

けれど本当にしんどいときは休んでもいいよと伝えています。

それは不登校を経験した息子の言葉でもあります。

 

休み休みでも、行ける限りは行っておいたほうがいい。

休みすぎると行きたいと思ったときに、一歩を踏み出すのが大変だから。

元の学校へ戻るのも、新しい学校へ行くのも、勇気が必要。

 

息子は結局、すべてをリセットし、新しい学校を選びましたが、

娘は今の学校で、お友だちと離れるのは嫌だと言います。

それなら、今の環境で、できる限りサポートをしてあげるしかないですね。

 

本当に、わが子ながらいろいろ大変です。