子どもと学びとわたし

保育士ママが子育てや教育について考えてみる

本音では娘もオルタナティブスクールで学ばせたい。

10月ももう後半。

来年度から小学1年生の子どもたちはそろそろ就学時健診の時期です。

年長さんは順番にそれぞれ就学先の就学時健診に行っています。

娘も終わりました。

娘の友だちはけっこうみんな小学校はバラバラです。2,3人くらい一緒になる感じですね。同じ地域に住んでいても道路一本で別々の学区になってしまったりするんですよね。

 

わたしは田舎育ちなので、同じ町に住んでいる子たちはみんな同じ学校にすすみました。

そんなわたしからしてみると、なんだかとっても不思議な感じです。

仲の良いお友だちとも離れてしまうので、どうにかならないのかなーと思って一応聞いてみましたが理由がないとダメみたいですね。

 

何年か前までは学校選択制だったようなのですが、何か問題でもあったのかしら。

 

実は親としての本音ではオルタナティブスクールに通わせたかったんですね。

やっぱり息子が中学からオルタナティブスクールに通っていて、

テストとか試験とか関係なく、基礎学習含め自分の学びたいことを自由に学べる環境があって、息子もそんな学校に満足しているからです。

 

長野に私立のイエナプランスクールができましたが、最初はそこに行かせたかったんです。

イエナプランについて調べていくと、わたし自身も子どもの頃こんな学校だったらよかったのに!とかこんな学校行ってみたい!とますます興味がわいて、昨年本当は見学に行ってみたかったのですが、コロナ禍で断念。

娘の通院のこともあるし、移住するにはリスクもあります。

学費や生活費の問題もあります。

小学校から高額な学費がかかるのは大変なので、(今の状況では正直無理…息子も高い学費かかってるし)

私立やオルタナティブスクールに行かせるとしたら、もうわたしのフルタイム復帰決定です。

現実的なことを考えるとやはり難しいな、と感じました。

 

しかも、子どもたちはわたしとは違いますからね。

地域性もあるのかもしれませんが、

みんな地元の学校へ行く、という子が多いので、

別の学校へ行く、という選択肢はなかなか思い浮かばないし、そもそも親があれこれ準備しないと難しいのでしょうね。

私立に通わせている方に話を聞くと、やはり最初の環境設定は大事、と言っていました。

幼稚園も私立小の付属にしたりとか、

受験するなら早いうちから受験塾に通って同じ小学校を受験するお友達をつくっておくとか。

なかなか、シビアだわ…。

 

一応娘にも、一応電車やバスで通う私立の学校や、ほかにも面白そうな学校があるよ、と伝えましたが、

娘は、普通に、「歩いて行ける学校でいい」

とお友だち同様、公立一本です(^_^;)

 

小学校で不登校になった息子のことがあるので、

下の子はどうしてもいろいろ考えてしまいます。

息子は学校の先生が原因で深く傷ついて、いまでも学校や先生に不信感を抱いていて、大人をあまり信用していないところがあります。

友だちとは話せても、先生とはほとんど会話ができませんでした。

 

今の学校でようやく少しずつ話せるようになってきていますが、

なかなか難しいですね。

 

たぶん、息子のことがあってから、わたし自身も学校を信用できなくなったのも大きいです。

素晴らしい先生方がいらっしゃるのもわかります。

わたしも子どものころ先生に傷つけられたこともありましたが、逆に救われたこともあります。卒業後お便りを交換していた先生もいます。

だからすべての先生、とひとくくりにするわけではないですが、信用できない先生がいるのもまた事実なので、何が正解なのか本当にわからなくなってしまいます。

 

教育を受ける、という目的についてはよく子どもたちとも話します。

まだ娘は算数や国語が楽しい!という感じのレベルの話ですが、

息子とはけっこう深い話をします。(思春期なのによく話してくれるものだ…)

 

大きくわけると、

一般的に言われている【良い大学】に行って【良い会社】に就職することが目的なのか、

いろんなことにチャレンジしながら自分がやってみたいことを仕事にしたいことを考えて、収入を得ていくのか。

 

ですよね。

生きていくには何らかの形で収入を得る必要があります。

ですがその収入を得る方法はひとつではありません。

一番わかりやすくて、手っ取り早くて社会的信用があるのは、

今現在、普通に大学へ行き、就職することです。

 

それを知ったうえで、自分でどういう選択をするのか、どういう形で収入を得て生きていくのかそれは子どもたち次第です。

たぶん、どの道を選んでも、悩みは尽きないし、困難なこともあると思います。

 

できることなら、後悔のない道を歩んでほしいです。