子どもと学びとわたし

保育士ママが子育てや教育について考えてみる

夏休み明け、いきなり休む子どもたち

子どもたち、いきなり休んだ(笑)

 

娘は1日だけ行って2日間休み、その後は行ってます。

息子は夏休み延長戦。

 

さすがやな!学校嫌い兄妹!

親としては笑うしかない。

 

まあ、息子の場合は、出席日数の関係ない単位制、いわゆる通信制ですので、通学するしないは自由です。

とりあえずレポートだけはすすめているようなので、まあいいです。

 

娘は娘で、学校つまんない!が口癖ですが、

休んだ後は、楽しいこともあったのか、とりあえず行ってます。

 

夏休み明けは、精神的に辛くなる子どもが多いので、無理をしないように、自分の心を大切に生きてほしいです。

わたしも娘には、「無理しないで、疲れたら休んでいいよ」とはいつも伝えています。

 

休んでいいよ、と伝えるのはいろいろ大変だと思うんですよ。

子どもが小学校低学年で、親が仕事していたりすると、休まれると困る、とか

休んでいいよ、といって、ずっと休み続けたら…と不安になったりとか、

大人の事情はあると思うんですが、

やっぱり一番大事なのは心の健康と命、なので。

 

我が家の娘はわたしの仕事の休みをいつもチェックしていて、

疲れてきたら、わたしの休みの日に「この日休むから(断言)」と伝えてきます。

そして本当に休みます。なかなか面白いです。

でも特にわたしは何も言わないです。

教育センターや学校側とも話をしていて、

休むことによって気持ちが切り替えられているようなら、このやり方で様子見状態になってます。

 

なので、先生からも特に何も言われないので、本人も休むことに罪悪感は全くないようです。

息子の時は、休むことに罪悪感を持たせてしまい本当に辛い思いをさせてしまったので、娘は同じ思いをしないように気をつけています。

この辺は息子からもいろいろアドバイスをもらってます。

 

娘の場合、幸か不幸か、基礎疾患があるので、平日の通院で休むことが多いんですよね。

だから、あまり休むことが気にならない、というのはあります。

病院に行くのは好きではないんですけどね。

 

そういえば、入院したときのことなんですが、退院したのが平日の午前中だったんです。

退院祝いに、帰りの電車で「何かおいしいものでも食べよう~」みたいな話をしていたら、隣に座っていたご年配の方に、

「学校はどうしたの?」

と聞かれました。

平日の午前中で、周りに学童期の子どもはいなかったので、目立っていたんだと思うんですが。

うちの場合、その時は「今日は病院だったので」と答えたんですが、

普通に理由もなく休ませていたらなんと答えていたんだろう?とふと考えてしまいました。

 

これまで、息子も不登校中に、平日にばんばん出かけていましたが、

「学校は?」と聞かれたことが一度もありません。

 

今の時代は世の中にはいろんな環境の子どもがいることを、多くの人達が知ってくれています。

それでも、やっぱり平日の午前中に学校へ行っていない子どもを不思議に思う人もいますよね。

改めてそれを感じました。

別に悪意がなくても、学校へ行けないことに負い目を感じている子どもにとっては辛い言葉ですよね。

 

昔に比べるとだいぶマシになったと思いますが、

まだまだ田舎の方では周囲の目が気になることって多いような気がします。

 

そういうの気にしない!と思える子はいいですけれど、

どうしても気になってしまう子もいます。

うちの息子もものすごく気にするタイプだったので、あえてわたしは全く気にしない、という態度を貫くようにしていました。

 

もし、何か特別な理由もなく休んでいたときに、学校は?と聞かれたら、

 

「今日は休みなんです!!」

 

とたぶん答えるかな。

何の休みかなんて赤の他人に言う必要ないんですからね。

昨日も休みかもしれないし、明日も休むかもしれない。

でも、今日はお休みです。堂々とそう答えればいいんです。

 

最近では、家族ででかけてもいい、平日休みを認めてもらえる地域も出てきましたし、

学校も3学期制だけでなく、2学期制になって、秋休みがある学校も増えてきていますね。

娘の友だちの学区は夏休みがちょっと短い代わりに、秋休みがあって1週間お休みになるので、旅行に行くそうです。

旅行費がかなりお得になるー!と言っていました。

娘はいいなぁいいなぁとずっと羨ましそうにしてましたが(^_^;)

 

こんな風にどんどん多様な学校スタイルが増えて、多様な学校が認められて、多様な登校スタイルが当たり前になっていくといいな、と思っています。