今回は息子がホームスクーリングで学んでいた時に、どうしようどうしようと悩んだホームスクーリング教材について書いてみます。
ホームスクーリング、といっても日本ではまだまだメジャーではなく、アメリカのようにシステムが整っているわけではありません。
特にこのコロナ禍では手探りで家庭学習をされている方も多いと思います。
学校からはプリントだけ。
なかなかオンライン授業もやってもらえない。
オンライン授業をやっていてもどれだけ理解しているのかわからない…
という方は独自で教材を利用して、学習するのもいいのかな、と感じています。
ホームスクール、家庭学習のいいところは、自分で教材を選び、自分のペースで学習ができることです。
では、どんなふうに始めればいいのでしょう?
どんな教材を選べばいいのでしょう?
学校の教科書や市販の参考書を利用する
これが一番お金もかからず、学校と同じように学べると思います。
小学校レベルであれば親でも教えられますが、親の負担は大きくなります。
また、中高生レベルになってくると、どうしても家庭教師や塾に頼らざるをえなくなってくるので、学校の教科書だけで、自学自習、というのはかなり大変かと思います。
子ども自身で選ばせる
自分で見て「わかりやすい」、と思ったものを選ぶのが一番いいと思います。
我が家でも息子は学校の漢字ドリルが嫌いだったので市販のものを購入しましたが、ドリル、というよりは漢字の使い方だったり、クロスワードで覚えたり、という楽しみながら学べるものを選んでいました。
- イラストや図解の多いもの
- 要点だけをまとめてあるもの
- 細かい説明まで詳しく説明してあるもの
息子の場合は、イラストや絵でそのまま覚えるのが得意なので、基本的にはイラストや図解、表などでまとめてあるものを選びました。
毎日続けられそうかどうか
これも大事なポイントです。
1ページにぎっしりと問題があって、毎日、それを解き続けられる、という場合ならいいのですが、ふつうは問題が多いと、「今日はもうやめておこう」となってしまいます。
毎日継続できる、ということが大事ですので、自分で続けられそうなものを選ぶのが一番いいと思います。
通信教材やオンライン教材を利用する
こういった教材を利用している方は多いと思います。
我が家でもオンライン教材を利用しました。
息子が利用したオンライン教材についてはこちら↓で詳しく書いています。
通信教材やオンライン教材も今は豊富にあります。
【参考】
・『スタディサプリ』
小中学生向けのスタディサプリ→スタサプ は5教科18科目の講義が見放題でこの低価格(月額1,980円~)なのが魅力的です。
PC、タブレット、スマホがあれば大丈夫なので、専用機器を購入したりレンタルしたりする必要はありません。
14日間無料お試しができるのもありがたいです。
・『デキタス』
こちらも小中学生向けです。→小中学生対象の通信教育【デキタス】誕生♪
教科書に対応していて、基礎からかわいいキャラクターと一緒に学べるのが特徴です。
イベントなどもあるので、ゲームのように取り組めるのがいいですね。
PCかタブレットがあればOK。
無料体験版があるのでお試しもできます。
自分のレベルに合ったものや、使い方がわかりやすいもの、
選ぶ基準はそれぞれだと思いますが、
費用の面や学べる教科など、いくつか絞ったうえで、体験版をやってみるのがいいです。
その中で、子どもも親もこれがいい!と思うのもを選ぶのが一番かと思います。
紙ベースかオンラインベースか
これも本当に好みです。
息子はオンラインの方がやりやすい。と言っていました。
パソコンを開いて、そのままオンライン教材のサイトにアクセスできるようにしてありましたし、ログインもそのままクリックするだけという状態にしておいたので、すぐにアクセスできます。
それがラクだったようです。
学習画面もゲームのような感じになっているので、慣れてくるとサクサク自分でやっていました。
ですが、手書きでノートに書いて勉強するほうが身につく、やりやすい、というお子さんもいますので、そういうお子さんにはオンラインよりも紙ベースがいいと思います。
通信教材でもオンラインとテキストベースのものが選べたり、両方活用できるものもあります。
親としてはいろいろ複雑な思いもあると思うんですよね。
これからはオンラインが主流になってきそうだから、少しはパソコンに慣れてほしい、オンライン教材の方が安い、などなどの理由で、
「オンラインの方がいいんじゃない?」と言いたくなったりすることもあるかもしれません。
反対に、勉強はやっぱりノートに書いてやらないと!と思ったり。
わたしも自分がノートに書きまくって覚えた人間なので、最初はオンライン教材に抵抗がありました。
とはいえ、子ども自身がやりやすいやり方で学ぶのがやっぱり一番です。
オンラインで学ぶ息子を見て、これからの時代を生きていく子どもたちは、自分たちで必要な学び方を自分で選んでいけばいい、と思えるようになりました。
どんな方法がいいか選べない
どんなやり方がいいのかわからない、という場合はいろいろ試してみることをおすすめします。
ホームスクーリングの良さって、人から強制されないことです。
自分で合うやり方を探して、効率よく学べる方法を自分で探すことができます。
息子も、教科書をやったり、市販の問題集をやったり、オンライン教材をやったり、といろんな方法で学んでいました。
教科によっては図解で詳しく乗っている資料集みたいなものの方がいいし、漢字も手書きの方がよかったりします。
英語などはオンラインのほうがリスニングもスピーキングも同時にできたりするメリットもあります。
それぞれメリットデメリットがありますので、教科によって分けてもいいんじゃないかなぁと思います。
海外のホームスクーリング教材を購入する
欧米ではホームスクーリングが進んでいますので、教材も豊富にあります。
YouTubeなどでも紹介されていたりするので、興味のあるものは購入してみてもいいかもしれません。
すごく楽しそうなものもあって、わたしもいいなぁと思っていろいろ調べたことはありましたが、けっこう高かったりするので、どうしても躊躇してしまうんですよね。
カーンアカデミーのようなオンラインで無料で学べるものは、利用しています。
今は娘が小学校就学準備のためにやっています。
英語版だとかなり様々な教科が学べます。
将来のことも考えて英語で学びたい!という方にはぴったりですね。
もちろん日本語バージョンもありますが、学べる教科は限られています。
ホームスクーリングを支援している機関に頼る
海外ではホームスクーラーのためにアンブレラスクールなどがあります。
日本ではまだまだ少ないですが、不登校支援では有名なシューレもホームシューレというかたちで支援をしています。
また、インターナショナルスクールなどでもホームスクーリング支援をやっていたりします。
ホームスクーリング・ホームエデュケーションの情報サイト
我が家でもいつも参考にさせていただきました。
ホームスクーリングの情報がたくさんのっていますので、本格的にホームスクーリングをやってみよう、と思っている方はぜひ参考にしてみてください。
たくさん、仲間がいます。
息子がホームスクーリングで学んでいた時より、民間の支援はかなり増えています。
塾や個別指導、家庭教師を利用する
経済的に余裕があれば、家庭教師や、個別指導、また塾に通うのもいいと思います。
どうしても家で学ぶだけでは限界もあると思います。
わからないところを尋ねたり、モチベーションを保つためにも外部に頼る、というのは必要なこともあります。
学校へ戻る、進学する、ということが視野にあるならば、学校と同じように学んでいくことは大切です。
現在はオンライン家庭教師などもあり、かなり格安で利用できるところもあるようです。
不登校の場合などは不登校専門のオンライン個別指導もあります。
不登校専門だとなにがいいか、というと、
個別の状況に応じて対応してもらえること、そしてスクールサポートがあることだと思います。
不登校になる、というのはそれぞれ状況が異なりますし、
学習面や進路のことが一番心配な点になるかと思います。
そういったところをフォローしてもらえるんですよね。
状況や学習内容によっては在籍校と相談の上、出席評価もしてもらえます。
この【ティントル】は通信制高校とも連携がありますので、進路の面に関しても気持ちの上で安心感があると思います。
また、オンラインの習い事で人気の【ストアカ】 でも、オンライン家庭教師がいます。
子どもの習い事も豊富でしかも、この日暇だから~と思ったら予約できたりするので、とっても便利です。
ただ人気の講座はすぐに予約が埋まってしまいます。
最後に
ホームスクーリングの良さは、自分スタイルで学べる、ということです。
時間も教材も、強制されることはありません。
ホームスクーリングを選択し、迷いや不安もあるかもしれません。
ですが、ホームスクーリングで学び続けなければならないという決まりもありません。
今回はホームスクーリングの教材選びについて書いてみましたが、
多様な学びについてはまた書いていこうと思っています。
少しでもみなさんのお力になれますように。