子どもと学びとわたし

保育士ママが子育てや教育について考えてみる

家族で感染症!?乗り越えるためには?

2022年1月現在も、コロナがまだまだ猛威をふるっておりますが、

家庭内感染も増えていますね。

我が家も他人ごとではありません。

 

以前、一家でインフルエンザに感染したことがありますが、

それはもう大変なことになりました。

 

そこで、家族でインフルエンザなどの感染症になってしまった場合の乗り越え方を考えてみました。

 

※我が家で乗り越えた方法や、知人の話をもとに書いています。

新型コロナウイルスの場合は、保健所などの指示に従う必要がありますので、ご注意ください。

 

 

我が家のケース

インフルエンザ、家族全員感染!

まず、学校でもらってきた息子が感染しました。

その日は、クラスで3分の1がインフルエンザで休んでおり、念のために、クラス全員体温を測ったそうです。

すると、息子は38.5度!!

いきなり職場に電話がかかってきました(^^;)

翌朝小児科に連れていきました。ハイ、インフルエンザです。

それから2日後、一緒に休んでいた当時3歳の娘が発熱!!

ついでにわたしもなんだか倦怠感が…。

娘を小児科に連れて行ったときにはすでにわたしもかなりやばくて…

一緒に検査をしたらインフル陽性となりました。

その時点で3人熱でダウン。

仕事に行った夫に連絡すると、早めにいろいろ買いこんで帰宅してくれましたが、

「なんだかだるいかも~」

と。

その後、夫も発熱。

 

一番最初に回復したのは娘です。

インフルのワクチンを打っていたこと、タミフルを早めに服用したことで、すぐに熱は下がりました。

しかし、娘だけ熱が下がると、大変な状況なんですよ。

元気になった3歳児は容赦ありません。

わたしは38度台の熱の状態で、元気な娘用のごはんと、みんなの療養ご飯を作らなければならないわけです。

とりあえず夫が買ってきてくれたおかゆやらなんやらで、レンチンできるものはレンチンですませましたが、

「おやつ~。ジュース~」

とのたまう3歳児娘の欲求はとどまることを知りません。

しかも家にひきこもったまま、誰も遊んでくれないので、ストレスがめっちゃたまり、

しまいに大暴れ…

こういうとき、なぜかすべてを引き受けなければならないのは母親の役目。

なぜなの!?

と、思いつつも必死で熱が下がるのを願っていたわたし。

ワクチンを打っていたおかげか3日目には熱が下がりました。

ワクチンを打っていなかった息子は一週間くらいずるずると微熱が続きました。

夫も早めに熱は下がりましたが倦怠感はかなり残っていたそうです。

 

この経験から学んだこと

いやー、一家で全滅するのはおそろしいことだと思いました。

この経験から学んだことは、

 

誰かが感染症を発症したとき、

 

動ける元気な人が食料やその他必要なものを買い込んでおく

 

です。

もちろん、今はオンラインで注文もできますし、置き配などもしてくれるのですが、

高熱で朦朧としているときにオンラインで注文とかかなりきついです。

わたしも、正直息子を学校に迎えに行く前に、大量にポカリや食料を買い込んでおけばよかったと思いました。

新型コロナウイルスで濃厚接触者になってしまったり、というと外には出かけられないと思いますので、「熱が出るかもしれない」という前提で、注文できるものはしておいたほうがいいと思います。

あとは、

動けるときに家の中をきれいにしておく

ことです。

熱がある時は掃除なんてなかなかできないし、

いろいろ物が落ちていたら、ふらふらして踏んでしまうこともあります。←二次被害

掃除しておくと、とりあえず部屋が汚い~、どうしよう~。と悩まずにもすみます。

また、仮に重症化して救急車を呼んだとき、

部屋が散らかっていたら、搬送するのも大変です。

 

親の症状がひどいときの子どもへの対応

まず預けられる場所があれば預けるのがベストですよね。

職場でもよく一家で感染したーという職員の話があるのですが、やはり近所に住む祖父母に子どもを預けた、とか、食事だけ作って持ってきてもらった、という話をしていました。

ですが、なかなかそういうこともできない、という方もいますよね。

特に新型コロナウイルスの場合だと、祖父母に預けるわけにもいきません。

 

子どものお世話に関しては、「~しなきゃ」と思う気持ちをまず捨てることが大事だと思います。

 

とりあえず生きていればいい

 

というくらいの気持ちでいいんじゃないかと思います。

お風呂は1,2日くらい入らなくても大丈夫ですし、おむつ替えもとりあえず漏れなければ大丈夫。

食事もレトルトやベビーフードを利用すればレンチンでできるので、なんとかなります。

 

ちなみに、わたしは…息子が0歳児の頃、40度の熱を出したことがあるのですが、

意識が朦朧としながらお世話をしていました。

ごはんあげたっけ?たぶん、あげたような気がする、みたいに

記憶もあやふやで、とりあえず目が覚めたら息子の生存確認をしていました。

 

しかも、体中が痛くて動けなくて、

あー、泣いてるのに抱っこもできない。

と、一緒に泣いてしまったり。

でもどうにもできない。

結局息子は泣きながらわたしのそばにやってきて泣き疲れて寝てました(^^;)

 

その時も夫が早退してくれましたが、

夫が帰宅したときには、二人で泣きながら寄り添って寝ていたという…。

一瞬

大丈夫か!?

と焦ったそうですが…

 

生きてます。

 

というようなこともありました。(懐かしい)

 

状況が許せば、親が熱で倒れた時は、自分の回復を最優先するほうが、自分にとっても子どもにとってもいいと思います。

なかなか寝られないのよ、休めないのよ、という方も多いと思います。

わたしも解熱剤で無理やり熱を下げて、下がった時にいろいろ家事をやって、また熱が上がってきたら薬を飲んでちょっと寝て…と無茶をしたときもありましたが、

無茶をすれば、長引きます…。

いろいろ難しいんですけどね。

ここはもう、手を抜けるところは手を抜いて、協力してもらえるところは協力してもらって乗り越えていくしかないですね。

 

ちなみに我が家では近所の仲のいい方に、何かあった時はお互い差し入れしましょう。と事前にお話ししていたりします。

あとは実家の両親に、いざというときは荷物送って!と言ってあります。

これで数日分は確保できます。

たぶん一番つらい2,3日さえ乗り越えてしまえば、あとはネットで買い物ができたりすると思うんですよね。

 

そもそも家庭内感染は防げる?

隔離できる年齢や隔離できる場所があればいいのですが、我が家ではとてつもなく難しいのが現状です。

たぶん、そういう家庭は多いのではないでしょうか。

乳幼児の隔離はできない

よく家族感染しないために、隔離できるなら隔離して…とか

食事も別にして、とか言われますが、

まず乳幼児抱えてたら別々に何かをする、というのは不可能です。

自分が発症していて

「ごめんね。病気がうつるから近くにこないでね」

とは言えると思うのですが、

子どもが発症している場合では…難しいです。

体調が悪い時ほど甘えてきますし、機嫌も悪くなったりもします。

そりゃあね、物事がわかってきた中高生くらいなら大丈夫だと思います。

でも、病気の時って普段以上に心細いです。

多くの方が経験あると思うのですが、

病気の時って親がめっちゃ優しかった!

という…経験。

 

心細い時に、

「じゃあ、部屋別々ね!何かあったらラインで連絡して!食事はドアの前に置いとくからね!食べたら出しておいて」

なんていう言葉を子どもに…

 

わたしは言えません。

 

どうしても言えないです。

子どもが病気になったときって、親は自分も感染覚悟で看病している方が多いと思います。

 

そもそも余分な部屋がないことも

マンションやアパート住まいだと、そもそも隔離できるような部屋がない、ということもありますよね。

我が家も、けっこう狭いので、かろうじて夫だけは隔離できるかもしれませんが、

やっぱり完全に隔離するのは難しいです。

そうなると、もう換気、マスク、消毒での感染対策に限られてきます。

たぶん、そんなことみんなわかってるし、できる限りやっていると思います。

 

いやほんと、テレビなどでも言われていますが、

家庭内感染を完全に防ぐのはとてつもなく難しいです。

特に、乳幼児を抱えていたら。

 

なので、たとえ家庭内感染をしたとしても、なんとかできる、という状況をいかに作るか、ということを考えておいた方がいいのかな、と思いました。

 

一家で感染症にかかったときに乗り越える方法

親も子どもも打てるのなら予防接種を打っておく

わたしもインフルエンザワクチンを毎年打っているのは、インフルってかかると動けなくなるくらい辛いです。

職業柄いろんな感染症をもらってきますが、

インフルと嘔吐下痢は、大人でもとてつもなく辛いです。

予防接種できるのなら、受けておくと、たとえ感染しても軽症ですむことが多いです。

もちろん、ワクチンに関してはいろいろ考え方があると思いますので、そこは自己判断でいいと思います。

 

免疫力を高めておく

食生活の見直しや、規則正しい生活です。

乳児を抱えていると、どうしても夜中に授乳やミルクで起きなければならないこともあります。

睡眠不足や疲労を常に抱えている、という方も多いです。

忙しくて、自分ことどころではない、という時は、栄養ドリンクやサプリを利用するのも必要なのではないかな、と感じています。

ちなみにわたしはよくスムージーを飲んでます。

今は市販でもいろいろな種類が売っているので、手作りする時間がなくても簡単に手に取れます。

 

近所で頼れる人を見つけておく

近所に実家や頼れる親族がいる、という方は頼るのが一番です。

いない場合は、ママ友や信頼できる人を見つけておいて、なにかあったときには助け合おうね、という話をしておくといいと思います。

 

利用できるサービスを調べておく

近所でなかなか頼れる人がいない、という方は利用できる公的なサービス、民間のサービスを探しておくといいと思います。

食事や日用品の宅配サービスなどは豊富にあります。

事前に登録だけしておいて、いざとなったときにすぐに利用しておくと便利だと思います。

 

最後に

一家で感染症にかかる、といっても一斉に発症する、ということはあまりないと思います。

一般的には順番に発症していくと思いますので、

元気な人ができることをやって、元気になった人がまたできることをやる、というのが最善なのではないかなーと思いました。

 

コロナ禍では

  • 熱冷ましシート
  • ジェル枕
  • 解熱剤
  • 子ども用の解熱剤
  • 咳止め
  • パルスオキシメーター
  • 体温計
  • レトルト食(災害時用含む)
  • スポーツ飲料

などを我が家では常備しています。

他にあったら便利、というもの、あるかな!?

とりあえず、いつでもこれらは常備はしてあるのですが、パルスオキシメーターだけは新たに購入しておきました。

 

なかなか厳しい状況は続きますが、

備えあれば憂いなし、ともいいます。

それは災害時だけではないと思います。

一家で感染したとき、何が必要か、最悪どういう状況になるか、ということを考えて事前に準備しておくと、いざというときでも、慌てないですむと思います。

 

はやく落ち着いて日常が戻りますように。