保育士さん、と聞くとどういうイメージでしょうか?
子ども好きな優しい先生。いつも笑顔で時には叱ってくれるけれど、基本は優しく包み込んでくれるような先生。そんな感じでしょうか。
保育士、といってもひとりひとり性格も違えば、考え方も違うので、いろんなタイプの先生がいます。
幼い我が子を預ける親にとっては担任の先生はとっても大切ですよね。
そこで、うちの子の担任の先生はどうなのかしら?なんだか合わないかも、と思う場合どう対応すればいいのかシェアしてみたいと思います。
保育士資格を持っていなくても担任になれる保育園もある
まず、 保育士を名乗れるのは、
1:国家試験を受けて合格した者
2:厚生労働大臣の指定する保育士を養成する学校その他の施設で所定の課程・科目を履修し卒業した者
です。
実は、保育園によっては保育士資格をもっていなくても担任になっている場合があります。
ええー!!大丈夫なの?!と、驚きですよね。
現在は正社員で働く保育士よりも、パートで働く保育士の方が多い保育園だったり、実はパートの保育士さんだらけで、パートの保育士が担任をもっている、という場合もあります。
また、保育士資格をもっていても、試験に合格して保育士資格を取得し、実習経験もほとんどなく保育園に就職しているケースもあれば、昔の当たり前の子育て感覚の先生もいたりして、とにかく様々な先生がいます。
ですので、あれ?と思う保育士がいても不思議ではないんですね。
保育園の方針がしっかりしていれば、研修などをとおして保育の方針が統一されていますが、個人の裁量に任せる放任タイプの保育園だと本当に担任よって対応が変わってしまうので、厳しい先生がいたり優しい先生がいたり、と本当に極端だったりします。
もしも、この先生大丈夫かな?なんだか心配。子どもと合わないかもしれない、と思ったらどうすればいいのでしょうか。
担任の先生以外の先生と話してみる
担任の先生が複数人いる場合はいいのですが、担任は一人、という場合も多いです。
そういった保育園では必ず補助の先生が入ります。
資格を持っていない場合もあれば、資格保持者もいます。元正職員で働いていたような経験豊富なベテラン保育士もいます。
それは結婚や子育てでいったん仕事から離れ、パート保育士として復帰している人たちがわたしを含めてとても多いからなんですね。
子育て経験のある人は資格がなくても補助職員にはなれますので、そういった方ももちろんいます。
話せるようになる年齢になれば、〇〇先生優しい、とか面白い、という話をするようになるので、「〇〇先生ってどなたですか?いつも話をしてくれるので気になって」など聞いてみるといいかもしれません。
赤ちゃんの場合は送迎の際に、一緒に過ごしている先生をよく観察してみるといいと思います。
今はコロナ禍で、玄関でお預かり、というケースも多いですが、可能であればどんな先生の前で笑っているかなど気にしてみるといいかと思います。
ただ、パートは早番、日勤、遅番、それぞれ違います。
早番、遅番は保育園近くにお住まいの方が多いです。
だいたい、子育てを終えたような年齢の方か、保育士を目指す学生さんですね。
日勤のパートが一番経験者や保育士資格者が多いと思います。
そうすると、日勤のパートの先生とはタイミングがなかなか合いません。
そういう場合は予防接種などの早お迎えの時だったり、行事などで声をかけてみるといいと思います。
パート保育士って、担任の先生と違ってそれほど忙しいわけではないので、精神的にも余裕をもって子どもたちに接することができるんですよね。
わたし自身も長く勤務しているので、兄弟がいて長く通っている保護者の方とはよくお話をしていました。
今はコロナ禍でなかなかお話できないのですが、
この前、朝ばったり会ってお話をしながら保育園に向かったりもしました。
ひとつお伝えしたいのは、先生と子ども、といっても人と人なので、相性がよくないこともあります。
静かなところでのんびり遊ぶことが好きな子どもにとってみれば、スポーツ系の運動大好きな先生だともちろん合わないですよね。
ですが、保育園では補助の先生が入るので子どもたちもうまく自分に合う先生を見つけて過ごしていることも多いです。
担任の先生以外の名前が出てこないか意識してみてください。
施設長に相談する
どうしてもこの先生大丈夫かな?と不信感に変わってしまった場合は、施設長に相談してみてください。
施設長も、大丈夫かな?と感じる場合は、その保育園自体があまりよくない可能性がありますが、たいていは親切に相談にのってもらえるはずです。
途中で担任が変わる、ということはないかもしれませんが、担任の先生も行動を気を付けるようになると思いますし、そのほかの先生たちが気にしてくれるようになったり、保護者の方が安心して預けられるよう配慮はしてくれると思います。
ここで気を付けてもらいたいのは悪口にならないようにすることです。
さまざまな先生がいますが、保育現場は忙しいし、仕事量も多いです。その割に給料は本当に低いんです。子どもたちがかわいい、保育の仕事が好き、というその気持ちだけで頑張っている先生方もたくさんいます。
ですので、「こういったことがあったのでちょっと心配です。こういう対応があったみたいなんですが、実際どうだったんでしょうか」といった風に、事実確認をするところから相談してみてください。
実際「怖い先生がいるから行きたくない」と言っているんです、といった相談を受けたケースもあり、そういうときは全体で情報を共有し、無意識のうちに言葉かけがきつくなっていないか、子どもが怖がるようなことをしていないか、など確認をしました。
最後に...
保育園に預ける、ということだけでも心配なことはたくさんあると思います。
先生たちもなかなか気づけないことや至らないところもあるでしょう。
少しでも不安を感じたら相談してもらえると保育園側でも早い段階で対応していけると思います。