子どもは早めに寝かせましょう!
とは言われるけれど、なかなか寝てくれない!
寝かせたいのにどうしてもなにをやっても寝てくれない!
ということありますよね。
我が家でも娘はすぐ寝てくれるんですが、息子は、寝かしつけにはほんとうにとてつもなく苦労しました。
ということで、今回は子どもが夜寝てくれない時の対処法をいくつか書いてみようと思います。
生活習慣の見直し
一番基本的なことなので、そんなの知ってるけど難しいのよ~。と思われるかもしれませんが、とりあえず書いてみます。
だいたい生後6か月~3,4歳くらいまでの子どもの生活習慣です。
朝はできるだけ7時までに起床
6時~6時半くらいがベストではあるのですが(のちのちのことを考えても)、朝の忙しい時間に起こすのは難しいと思いますので、できるだけ、7時までに起こすのがいいと思います。
午前寝は15分~30分以内
1歳までの子どもは午前寝をすることも多いと思いますが、わたしが勤務している保育園でもだいたいこれくらいの時間です。
これくらいの時間だと午睡の時間もしっかりとれます。
午睡は12時半~2時間程度、15時以降は寝かせない
ここが一番大事かもしれません。
もちろん月齢や年齢、子どもによっても変わってきますが、
だいたい1時間から2時間くらいの午睡時間で大丈夫だと思います。
そして15時以降はなるべくお昼寝はさせないようにします。
これだけで多くのお子さんは生活リズムが整い、夜は9時前後には寝てくれるようになるかと思います。
ただ、たくさん睡眠時間が必要な子、あんまり必要のない子、と本当に様々ですので、なかなか寝てくれない子は無理に寝かせる必要はないと思います。
外遊びはけっこう大事
生活習慣を整えるだけでは、なかなか寝てくれない、ということも多々あります。
そこで大事なのは外遊びです。
まだ歩けない赤ちゃんでも、ベビーカーや抱っこで外気に触れる、というのはかなり疲れます。
寝てほしい時間にお散歩にでかけ、ベビーカーで少しだけ寝かせる、という方も多いですね。
その間にパパやママはお茶できます♪
入浴時間に遊ぶ
誰もが経験あると思うのですが、プールに入るとかなり疲れるんですよね。
水につかるってけっこう疲れるのです。
なので、外遊びが足りない、雨ででかけられなかった、というときは入浴時間を長めにとるといいかもしれません。
生後数か月までの赤ちゃんの長風呂はあまりよくないですが、ある程度大きくなってくれば、お風呂のおもちゃでけっこう遊べるようになります。
細かい違いなどはあるかと思いますが、以上がだいたい子育て本や情報サイトなどでよく書かれていることかと思います。
30分前から寝るモード環境をつくる
これは時間に余裕のある方限定になってしまうのですが、
やっぱり寝るモードに入る、というのはけっこう大事で、眠るルーティンを決めてしまうんですね。
テレビを消して、照明もちょっと薄暗くして、
お布団でごろごろしたり、絵本を読んだり、背中をトントンしてあげたり、
オルゴールを流してもいいですね。
ここ、大事なのは寝かしつけをする大人もリラックスすることです。
わたしも保育園でお昼寝の時間に寝かしつけをしているときは、子どもたちはさくっと寝てくれるのに、わが子となると同じことを同じようにやってもちっとも寝てくれないんですよ。
いやー、ほんと保育士として落ち込みました(^^;)
先輩保育士&ママさんに相談すると、
「そりゃー、保育園では寝かしつけの時間はそれだけやってればいいんだもの。余計なこと考えないでしょう。家では、片付けしてー、掃除してー、明日の準備してーとか、やることがいっぱいある中で寝かしつけするわけだから、保育とママ業は全然違うわよ」
と言われてしまいました。
確かに、そのとおり。
息子の寝かしつけのときは、(息子が寝たら、夫が帰ってくる前に、洗い物して、洗濯もの干して、ご飯も温めなきゃいけないし…)と、それはもうあれやこれや考えてしまっていました。
そりゃ、寝てくれないわね。
とはいっても、仕事をしていると、のんびり寝るモード環境なんて作れないわよ!一分一秒が大事なの!という方も多いですよね。わたしもそうでしたからよくわかります。
もう、一緒に寝てしまう
多少時間が遅くなってしまいますが、とにかく大急ぎでやることをすべて終わらせてしまって子どもと一緒に寝てしまうのです。
部屋を真っ暗にして親も寝ている、とわかると子どもは諦めて寝ます。
我が家はこの方法でしたね。
最初は寝たふりをして、後で起きていたんですが、だんだん本当に一緒に寝てしまうようになりました。
現在も娘と一緒に9時半くらいには寝てます(はやすぎ)
娘はすぐに寝てしまうので、起きる時もありますが、基本次の日が仕事だったりするとさっさと寝ます。
仕事の日も疲れ果ててるので寝てしまうし。
そして朝は早く起きます。
以前にもどこかで書きましたが、このやり方をしている方は多いですね。
ひとりで、朝飲むコーヒーがまたたまらなくおいしいんです。
この方法やってみたいけど、さすがにそんなに早く寝れないわ…という方、
あの絵本に頼ってみる?
子どもがめっちゃ寝てくれる!と有名になった本をご存じでしょうか。
【おやすみロジャー】です。
わたしの周りでも試した方がいます。
最初は絵本に集中して寝てくれなかったけれど、だんだん寝てくれるようになった、
とか、いつの間にか寝てた!とか、親が眠そうに読んでたら一緒に寝てた、とかなかなか好評なんですよね。
わたしも効果のほどがよくわからなかったし、そんなにすぐに寝てくれるもんなの?と気になって図書館でかりてみたんです。
わたしはイラストがこちらの方が好きだったので、
【おやすみエレン】のほうを試してみました。
その他の方法
ちょっとした方法も簡単に書いてみます。
ねんねトレーニング(ネントレ)
ネントレについては様々な方が書かれていますが、また方法なども載せてみますね。
ただ我が家ではやってません。
これ、けっこう親も覚悟が必要だったりします。
けれども成功すると、親はかなり楽になるようです。
夜ご飯を食べる前にお風呂に入れる
お風呂に入ると目が冴えてしまったり、ご飯を食べている時にはうとうとしていたのにお風呂に入ったら目がぱっちり、ということはよくあります。
ので、ご飯の前にさっさとお風呂に入れてしまいます。
我が家でもこの方法です。
するとごはん中に眠くなってきたら、ささっと歯磨きをさせてそのまま布団に寝かせられるからです。
パジャマとか汚れない?
手がべとべとになったまま寝かすのはちょっと…
と、気になる方には向かない方法かもしれませんが、ある程度きれいに食べられるようになってくるとあまり気にならなくなると思います。
タオルやぬいぐるみを握らせてみる
タオルやぬいぐるみを抱えていると安心する、という子どもは結構多いです。
とくに親が一日抱えて過ごして、それを子どもにもかけてあげると、親のにおいに安心して眠る、ということは多いですね。
保育園でも親の服や、タオルを布団代わりにすると安心する、というお子さんはいらっしゃいます。
娘も、赤ちゃんの頃から使っていたぬいぐるみがそばにあると安心感があるようで、いまでもぬいぐるみは枕元に置いて寝ています。
ただ赤ちゃんは窒息等の危険もありますので、口や鼻がふさがれないように気をつける必要もあります。
昔からの定番!子守歌
わたしも子どもの頃は子守歌で眠っていたひとりです。
なにげに効果のある子守歌です。
わたしも【ゆりかご】や【きらきらぼし】はよく子どもたちの寝かしつけてで歌っています。
うたは苦手…という方も今はYouTubeなどでたくさん配信されていますし、わらべうたのリズムも落ち着けるので、『子守歌』や、『わらべうた』で検索してみてください。
耳や足をこちょこちょ、額をすりすり
え?と思われるかもしれませんが、
思いっきりこちょこちょするのではなく、軽ーく、耳を指でこちょこちょしたり、足はにぎにぎしてみたり、あとは額のあたりをすりすりなでるように触ります。
子守歌なんかをうたいながらやるともっといいかもしれません。
けっこう触られていると気持ちよくなって、静かになったらあと少し、すーっと寝てしまいます。
なにをやってもどうしても寝てくれない時
いろいろ試したけど、どうしても寝てくれない…。
いつも抱っこやおんぶで家の中をうろうろ。
最悪、ベビーカーで夜の街をうろうろ、なんていう話も聞きます。
わたしも深夜に泣き叫ぶ息子を抱っこで必死で寝かしつけたり、なんてこともありました。
本当に寝られないって辛いんですよね。
なかなか寝てくれないと、寝かしつけるほうも本当に疲れますし、イライラもします。でもそうすると余計に寝てくれない、という悪循環に陥ってしまいます。
ですので、寝かしつけをする人はなるべく余裕をもって、リラックスすることが大事です。
子どものことも大事ですが、自分の気持ちにゆとりがあるか?いろいろ抱えていっぱいいっぱいになっていないか?もう一度振り返ってみてください。
もしワンオペ育児で疲れていたり、余裕がないときは、世の中、いろんな支援がありますので、どんどん頼っていきましょう。
ひとりで頑張りすぎないでくださいね。